環境情報論
環境設計学科3年生後期
人の住む環境をよりよく知り,人間主体の環境デザインを行なうために人間環境学,環境心理学について講義を行います。
教科書として大井も編集・執筆に参加した日本建築学会編『人間環境学』(朝倉書店)を用い,環境心理学の基礎理論から具体的な建築環境におけるさまざまな知見までを伝えたいと思います。
また授業内では環境設計キーワードのうち,環境情報論分野についてとりあげ,解説します。
教科書
日本建築学会編「人間環境学 よりよい環境デザインへ」朝倉書店
大井も編集・執筆に参加した人間と建築・都市の関係を対象とする環境心理学,人間環境学の基礎を網羅した本です。 人間-環境系モデル,感覚知覚心理から具体的な建物用途種別ごとの参考データまで,よりよい環境デザインのためのヒントが満載です。
【参考】最終レポート課題(平成28年度)
提出期限 2017年2月8日(水)12:00
提出場所 2号館5階大井教員室のメールボックス
体裁 A4判(またはA3二つ折り)5枚以上。必ずホッチキス等で止める(クリップ等外れやすいもの不可)
【重要】注意事項 万一の紛失に備え,必ずコピーをとっておくこと
課題内容
I. 人間行動と空間
公共空間で人の集まるところを対象に人間の行動と空間を観察し,分析考察を行いレポートする。
観察は最低30分以上行うものとする。
観察場所と日時を必ず明記すること。
観察した環境を図示すること(平面,断面等,縮尺または寸法明示)
分析考察においては,教科書第6章のキーワード(以下)を必ず用い,授業で学んだことを反映させて授業を理解したことを示すこと。
アフォーダンス 姿勢 人と人の間の距離の意味 プロクセミクス(距離分類)
パーソナルスペース ソシオペタル/ソシオフーガル 暗黙のルール
II.授業の中で得た知識や考え方等のうち,教科書第6章以外の内容でもっとも興味を持ったものについてそれを知らない人に説明するための文章を400字程度で書きなさい。
レポート評価はグレードポイント
A 予想を超えて優れている
B 優れている
C 標準的である
D 最低の水準を満たしている
F 水準を満たしていない